神様のメモ帳6話
鳴海は、アリスの使いでカピパラのぬいぐるみを買いに上野公園に寄った際に、錬次と再び出会う。
錬次は、「5年前、自分が以前に東京にいた際に鳴海と出会えていたら変わっていたかもしれない」と言う。そして、「自分は、友達という関係は信じていない」と言い、鳴海と、義兄弟になる。
友達と義兄弟。友達は自然となっているものである。対して、義兄弟は、杯を酌み交わすという儀式が入る。私たちは普段生活していて、どこからが知り合いで、どこからが友達か、親友かで悩むときがあるだろう。それは、人によって、基準がばらばらだからではないだろうか。しかし、義兄弟ならば、杯を酌み交わしたときから義兄弟であるため、基準が明確である。
錬次は、私たちと同じように知り合いや友達、親友の境界線に悩み、友達だと思っていたのにそう思っていたのは自分だけで……。そんな、経験から、何か明確な基準がないと、人を信じることができなくなってしまった。そんな、純粋な一人の人間だったのかもしれない。
平坂組の倉庫から、組のTシャツが盗まれた。そこのカギをもっているのは、四代目と平坂組を四代目と一緒に創設したもう一人だけだった。四代目は、そのもう一人が再び戻ってくることを信じて、倉庫の鍵を以前のままにしておいた。
その平坂組を四代目と共に創設したもう一人と言うのは、鳴海の友人となった錬次だった。
錬次を信じた四代目。そして、その行為を裏切るかのような行動をした錬次。2人の今後はどのようになるのだろうか。