神様のメモ帳2話

 今回の依頼は、メオという少女からのものである。内容は、「バックをもって逃げろ」という電話のあと、後行方知れずとなった父を捜してほしいというものであった。
 アリスは、バックを開ける前に、メオに対して、「今まで多くの人を殺してきたものは、情報。知ることは、死ぬこと。それでも、そのバックを開けるか」とメオの覚悟を試す質問をする。「多くの人の命を奪ってきたのが情報」とは、その通りだ。情報を守るために殺し、情報を奪うために殺す。予備的に可能性があるというだけで、殺す場合もある。当たり前のことであるが、こうして聞くと、その通りだと改めて納得させられる一言だった。
 メオの父親は以前やくざだった。そして、やくざ時代やっていた仕事は、マネーロンダリング。そして、父親が、資金洗浄をすることになっていた金額の合計は、3億円だった。しかし、バックの中に入っていたのは、2億円。1億円はどこに消えたのか。
 この状況から、アリスたちは、父親が、メオを見捨てて逃げたのではないかと推理する。しかし、かばんの中には現金のほかに、死んだ母親の携帯電話が入っていたことで、その推理が間違い出会ったことに気付く。その待ち受け画面が、家族の写真だったのだ。
 メオは、家族とは、血のつながりではなく、同じ家で暮らし、お互いに大切に思い合うものだと言い、父親とのつながりを大切にしていた。そして、メオは、父親を本当の家族だと思っていたため、ずっと、父親が自分を見捨てたわけではないと信じていた。
 アリスたち探偵団は、頭も良いし、行動力もある。しかし、様々な推論よりも、家族が生活の中で感じた直感的な思いの方が、真実に近い場合もあるのだということを実感した。

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